ノンシリコンって?
今、注目されているノンシリコンシャンプー。
ノンシリコンとは、言葉の通りシリコンが入っていないもの、という意味。
では、いったい何が髪に良いのでしょうか?解説していきます。
ノンシリコンシャンプーは何がいいの?
実は、市販のシャンプーの中のほとんどが、シリコン入りです。
このシリコンは、いわゆる化学物質。
髪の毛に吸着してツヤを出したり、手ざわりを良くしたりする効果があります。
しかし、コーティング力に優れているシリコンですが、髪の補修、保湿効果はありません。
髪や頭皮に直接つけるシャンプーに自然にはない人工成分を継続して使い続けると、知らず知らずのうちに髪の傷みを進行させてしまうのです。
髪だけでなく、頭皮にもシャンプーの液はつきます。
アトピー性皮膚炎や、敏感肌の場合は特に、化学物質に気をつけましょう。
また、抜け毛などに悩んでいる場合も頭皮や髪がデリケートになっている状態ですので、ノンシリコンがおすすめなのです。
肌につける化粧品も天然成分以外を嫌う女性も多く無添加製品が注目されていますが、同時に、シャンプーにも化学物質を含まないノンシリコンタイプを選ぶ方が増えているのです。
無添加や植物性シャンプーとの違い
髪にやさしいというイメージから、「無添加・オーガニック・天然・植物性」のシャンプーと混同される場合が多いノンシリコンシャンプー。
ここで、この違いをよく理解しておきましょう。
シリコンを含まない製品をひとくくりに「ノンシリコンシャンプー」と呼んでいるのは上の説明で分かっていただけたと思います。
一方で、シリコンが配合されている「無添加・オーガニック・天然・植物性」というシャンプーは、一見すると髪にとても良いイメージがありますが、実はその表記はあいまい。
たとえば、無添加。
無添加には、明確な定義があるわけでなく、旧厚生省によって定められた旧指定成分(アレルギー反応を起こす危険がある102種類)を含んでいないものという意味です。
今では髪にあまり良くないと言われているラウリル硫酸ナトリウムや防腐剤として使われるパラベンという成分も含んでいたりします。
また、オーガニックや天然成分、植物性は、指定される成分をひとつでも含んでいれば表記してもよい言葉なのです。ですから、シリコン配合の「無添加・オーガニック・天然成分・植物性」が髪や頭皮に優しいという保証はないのです。
もちろん、ノンシリコンシャンプーも色々と種類があり、表記には注意すべきですが、成分表示を確認し、髪や頭皮に対して有害な成分を排除したものを選ぶようにしましょう。